【Git】履歴の複製 「クローン」

リモートリポジトリーを複製してローカルリポジトリーを作成するためには
クローン」という操作を行います。

この操作を行うと制作物だけでなく、編集履歴もいっしょにダウンロードすることができ、
Git で編集履歴を管理している制作に参加する準備が整います。

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GitHub のリポジトリーからローカルリポジトリーを作ってみよう

GitHub 上のリポジトリーの場合を見てみましょう。
何のリポジトリーでも良いのですが、
例えば D3 の GitHub リポジトリーを見てみましょう。

ちなみに、 D3 は、
Web ページ上にデータをグラフィカルに表示させるための
JavaScript ライブラリーです。
D3公式サイト

手順

1. ブラウザーで D3 の GitHub リポジトリーの Web ページを開きます
2. リポジトリーの URL をクリップボードにコピーします

Web ページ右下の [Clone or download] ボタンをクリックすると
URL が表示され、その右側のボタンをクリックすると
URL をクリップボードにコピーすることができます。

リポジトリーの URL をクリップボードにコピーします
リポジトリーの URL をクリップボードにコピーします
2. エクスプローラーで、編集履歴をダウンロードしたいフォルダーの空いているところで右クリック → [Git クローン(複製)]
エクスプローラーで、編集履歴をダウンロードしたいフォルダーの空いているところで右クリック → [Git クローン(複製)]
編集履歴をダウンロードしたいフォルダーの空いているところで右クリック → [Git クローン(複製)]
3. クリップボードにコピーしたURLが入力されていることを確認します

[すでに存在するリポジトリをクローン] → [URL] が先ほどクリップボードにコピーした URL になっていることを確認して [OK] ボタン

クリップボードにコピーしたURLが入力されていることを確認します
クリップボードにコピーしたURLが入力されていることを確認します
4. 「成功」と表示されることを確認して [閉じる] ボタン

エクスプローラーを確認するとフォルダーができています。

「成功」と表示されることを確認して [OK] ボタン
「成功」と表示されることを確認して [OK] ボタン

できたフォルダーの中を見てみましょう。
フォルダーの中には「.git」のフォルダー (リポジトリー) と、
制作物のファイルがあります。
また、リポジトリーがあるということは、
ログを確認したりコミットすることもできます。

「クローン」でできたフォルダーの中
「クローン」でできたフォルダーの中

リポジトリーを含むフォルダー内で、
リポジトリー以外の、制作物のファイル・フォルダーのことを
作業ディレクトリー」「作業ツリー」などと呼びます。

以上でプロジェクトの編集履歴のコピーが完了しました。
Git ではこの操作を「クローン」 (clone) と言います。

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